経済団体等と行政(京都府・京都市・京都労働局)が連携し、企業における女性活躍推進を支援しています。
・「働き方」などをテーマに女性従業員のグループワークを実施
・出産・育児の支援として休憩スペースやサポート体制を構築
・社内風土改善の取り組みとして朝礼で個人的なGood&Newを情報共有
当社は、『モノづくりを通じて、従業員とお取引先様の成功と幸せを実現する』という目的理念をもって事業運営をしております。またお客様に良い製品・サービスを提供するには、従業員が卓越した職業スキルを身につけ、良好な職場・人間関係からチームワークを発揮することが欠かせません。
昨今の少子高齢化・技術伝承といった社会問題に対しても新卒採用や若手社員の教育に力を入れております。また女性従業員は結婚や出産・育児といったライフイベントを迎えた時にも継続勤務してもらい、当社での長期キャリア形成を目指し、さらに活躍してもらいたいという考えから女性活躍・WLB 推進活動に取り組ませていただきました。
京都府働きやすい環境支援事業を活用し、女性活躍応援マネージャーに研修とワークを実施してもらいました。自分の働き方、将来のなりたい姿、理想の会社など複数テーマについてグループワークをしてもらいました。これにより自分たちの仕事や働き方、社内での関わり方、会社の理想の姿などを明確にして現在地と将来目指すゴールを明確にしてもらいました。
昨年、創業以来初の出産・育児休業取得者が1名でてくれました。
会社として長く働いてもらいたいという思いから非常に嬉しかったです。社内の出産・育児休業規則の整備にとどまらず、本人と直属上長、総務部門責任者、会社責任者らで、休憩スペースの設置や社内環境整備・サポート体制等を準備・実施しました。まだまだ充足させていかなければならない事があると思いますが、企業として大きな一歩前進と捉えています。
毎朝の朝礼について意義目的を見直しました。
従来の業務連絡の共有中心ではなく、社員同士の関係性や相互理解を深めることで、会社の目的目標に向かって従業員全員がひとつになって働ける企業風土を実現するための朝礼に少しずつ変化させています。具体的には個人的なGood&Newな情報共有などを開始し、また社内報の発行配布も開始しました。
社内規則の整備等だけでなく、小さな組織の強みを活かした小さな話し合いの場からでてきたアイデアを活かす柔軟な対応や、自分たちでより良い職場環境をつくっていく意識・風土が少しずつ芽生えてきていると感じています。従業員ひとりひとりが職場における自分の地位確立、仲間との良い関係づくりを自らが行動実践して実現することは結果的にお互いを思いやり、協力し合い、高め合い、組織としての一体感・実行力を高めている事に繋がっています。
継続する中で個人の願望や価値観・立場の違いから周りの理解を得る事が難しかった事もありました。社内規則の整備等をしつつも、従業員の成功と幸せを願っているという気持ちを伝え、理解を求めました。また当人の事情情報を共有し、周りを思いやる気持ちの大切さを経営者が自ら伝えていく事で、少しずつ理解を得ることができました。
働く女性の活躍やワークライフバランスは社会全体の課題でもありますが、企業や個人単位でできることは本当に沢山あると思います。そうした不安や恐れを個人個人が抱えたままではなく、如何なく自分の真価・強みを発揮して高いパフ ォーマンスを発揮して活躍して、もっともっと輝いてもらうために、誰に・何を・どうする会社か、この活動取り組みはじっくり考える機会をいただけると思います。
企業の成功は、従業員の成長と成功なしには成し得ません。企業一社一社の小さな行動がより良い社会をつくることになりますので、共に貢献発展のために歩んで参りましょう。