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女性活躍支援拠点 京都ウィメンズベース

行政(京都府・京都市・京都労働局)と経済団体等が連携し、企業における女性活躍推進を支援しています。

株式会社修和塾

女性活躍推進・ワークライフバランスの取組について

女性活躍推進の取組のきっかけ

学習塾業界は、子どもたちが塾に通う夕方から夜の時間帯に忙しくなることから、従業員の帰宅時間も遅くなりがちです。しかし従業員には、学習塾での仕事だけでなく様々な場面で生き生きと活躍して欲しいと願い、生活習慣を整え、充実した生活を送ることを目指した職場作りを目指そうと決めました。制度や枠組みを整えるだけでは機能しないため、従業員の意識の変化と仕事の能力向上を同時に図る必要があり、まずは従業員自身がワークライフバランスを意識する働きかけから始めました。

畠中社長にお聞きしました!

具体的な取組

当社の賃金規定で、残業手当として30時間分を付与することを決めました。この30時間分の残業手当は、30時間残業してもしなくても支給されます。しかし残業が30時間を超える月が2か月も続けば、その従業員と関連する上司から、給与を数パーセント削減します。そして同時に、売上実績への評価やお客様の満足を高めた結果には、別途手当を支給することも決めました。その結果、従業員一人ひとりが自分自身の仕事の仕方を追求し、限りなく残業時間を削減しつつ結果を出す方法を探すようになりました。仕事の効率化を図ろうとする意識が芽生え、無駄に職場に残ることは少なくなりました。

また、当社では休暇を取って且つ売上実績を向上させてこそ、真の意味での従業員一人ひとりに力がついた証拠であると提唱しているため、まずは有給休暇をすべて消化するよう徹底しています。具体的な取り組みとしては、有給の取得日数が常に見えるように出勤簿に明示することから始めました。また同時に、アルバイトへの研修を重ね、正社員と同じレベルの仕事も任せることができるよう育成し、自分が不在時でもサービスの質が下がらないよう体制を整えました。それ以外では、有給や休暇を取得しやすくするために、日々従業員同士のコミュニケーションも意識的に密に取っています。具体的には、毎朝出勤時に会社の理念を唱和するとともに、従業員一人ひとりが自分自身のことを話す時間を設けています。

その結果、従業員同士がお互いの考えや思いを共有でき、有給や休暇を取得する際も、その従業員の事情を詳しく知っているため、積極的に協力する姿勢ができ上が ってきました。別の従業員が休暇を取得する際には、すでに有給や休暇を取得した従業員が積極的に協力する姿勢を見せます。そのようにして、互いに有給や休暇を取得しやすい文化を創り出すことができました。

上記2点の取り組みは、女性が家庭を持ち、子育てをしながら働く場面でも生きてくると考えています。子育て中で、本人が残業をしない働き方を希望する事も可能です。そして、その場合も残業手当分はそのまま支給されますので、家族手当や子ども手当のように活用してもらいたいと考えています。男女に関わらず、仕事の効率化、共有化、相互に助け合う文化を創り出すことで、子どもを持つ母親が15時や16時に帰宅する場合にも周りの従業員は理解でき、それどころか積極的に協力する姿勢に繋がると考えています。

女性社員に期待していること

女性には、女性の視点ならではのきめ細やかな仕事の仕方を期待しています。とはいえ、女性だから、男性だからという枠組みで区別するつもりはありません。学習塾事業においても研修事業においても、物事の真理を深く追求しようとする姿勢や、お客様に対して親身になる姿勢が強みになると考えています。それらスペシャリストとしての活躍や姿勢は、仕事だけでなく家庭や地域社会においても大いに力を発揮できるものと考えます。スペシャリストである以上、自分自身をコントロールする力量も求められますので、まずは残業時間のコントロールや他社員との仕事の共有の中から学習し、仕事の力量向上につなげてもらいたいと考えています。

自分自身の仕事のコントロールができるようになれば、どのような場面や環境においても、状況に甘んじることなく、状況を認めて次にどのような手立てを取ることができるかを考えられる、能動的な姿勢が生まれると考えます。既成の枠組みにとらわれず、ルールを変えてでも地域社会に貢献する前提で自分自身をコントロールし、結果的に家庭や自分の人生のバランスを取ることを社員に期待しています。

京都府の女性活躍推進研修を受講された村田さんにお聞きしました!

株式会社修和塾

村田さん

お仕事

個別指導学習塾の運営

2015年度の京都府女性活躍推進研修を受講して、ご自身の学びや気づき

私は当時新卒一年目で、右も左もわからずがむしゃらに働いていました。そんなときにこちらのセミナーで、仕事や家庭を両立させながら充実した生活を送られていてキラキラと輝いて見える先輩方と出会い、非常に刺激を受けました。皆さんの考え方や生き方を学ぶことができ、私もこんな風になりたい!と憧れを感じるとともに、自分が目指したい姿を明確にイメージする良い機会になったと感じております。また、セミナー内では様々なワークショップを通して自分自身のキャリアを考えたり、リーダーシップやプレゼンテーションに必要なことを学ぶことができ、日々の仕事と照らし合わせて自分自身の課題を見つめることができました。

その後、社内で役に立っていること

セミナー内で、「職場から期待されていること」を上司に尋ねてくるという課題が出たことがあり、それがきっかけで、私は自分が予想していたよりもずっと大きな、「会社の中核となる存在になってもらいたい」という期待をしてもらっていることを知ることができ、非常に嬉しく感じました。その課題がきっかけで、自分の目指すべき方向を知ることができたので、現在も常に意識して仕事に臨んでいます。また、私の仕事ではアルバイトの講師に対してどのようにリーダーシップを発揮し、チームで仕事を進めていけるかということが非常に重要な仕事の一つとなります。ワークショップでそのような内容を学び、その後の教室運営に活かすことができていると感じています。

これから会社へ貢献していきたいこと、私自身のキャリアアップに向けて

私は今、塾の教室長という仕事を通して、自分自身の仕事の仕方を学んでいます。上司からもよく、「仕事がうまくなることを頑張るのではなくて、自分自身の課題に取り組むことを頑張りなさい。」ということを言っていただきます。どんな仕事にも通じる、指示の仕方や段取りの立て方やコミュニケーションなどを学ぶことにより、今後、会社の中核となる存在に成長していきたいと思います。

畠中社長より

雇用される側は、雇用する側よりも自分の気持ちや考えを会社に主張することが難しく勇気が必要です。そのため雇用する側は、従業員の貴重な意見や考えを見逃している可能性もあります。雇用する側と、雇用される側とが互いに意見を出し合い、最良の関係を築くためには、雇用する側は常に雇用される側の立場を配慮した取り組みを実践する必要があるのではないかと考えています。

そうすることで、雇用される側は会社の発展を目指し職務に励み、雇用する側とされる側との両輪がバランスよく回ります。従業員はお客様第一で職務に専念し、雇用する側は従業員第一で職務に専念する。それこそがワークライフバランスの実現に向けた最初の一歩になるのではないかと思います。

株式会社修和塾

所在
〒611-0011
京都府宇治市五ヶ庄折坂56-1プレステージ黄檗1F
URL
なし
創立
2014年1月15日
業種
学習塾運営、研修及びコンサルティング
従業員数
41名(非正規社員含む)